家の住み替えは、購入と売却どちらが先?
2022年05月11日
自宅の住み替えを検討する際、「今、住んでいる家の売却」と「新しい住まいの購入」のどちらを先に進めたらよいのか迷いませんか?
特に住宅ローンの残債がある方は、自宅の売却や新居の購入にどのくらいの費用が掛かるのか、など様々な不安や疑問を抱えていることと思います。
今回は、住み変えにまつわる悩みを解消できるように、住み替えの方法やローンについてお伝えいたします。
家の住み替え時の3つの方法
1.自宅の売却を先に行う方法(売り先行)
1つ目は、今住んでいる家を売却した後に新居を購入する「売り先行」の方法です。
売り先行での住み替えは、売却額を住宅ローンの返済や新居の購入費に充てることができるため資金計画が立てやすいという特徴があります。
一方で、売却後に新居がすぐに見つからない場合には一時的に賃貸住宅などの仮住まいを用意する必要があり、その分の家賃や引っ越し費用などの経費が掛かかってしまいます。
上記の特徴から「住み替えを急がず、妥協のない価格で自宅を売ってから新居購入を考えたい」という方は、売り先行の住み替えがおすすめです。
2.新居の購入を先に行う方法(買い先行)
2つ目は、新しい住まいを買った後に、今の自宅を売却する「買い先行」の方法です。
買い先行の住み替えは、売却先行と比べると新居探しに時間をかけることができるため、納得のいく新居に住むことができます。また、仮住まいの必要もなく、引っ越しも一回で済むため無駄なコストを削減することができます。
しかし、住宅ローンの残債がある方の場合、一時的に住まいを2つ持つこととなり二重ローンとなる可能性があります。自宅が売れるまでの期間、2つの住宅ローンを払い続ける必要があるため、返済負担が大きくなります。また、このような状況から売却を焦ってしまい売却価格を下げざるを得ないという方もいらっしゃいます。
上記の特徴から「資金面に余裕のある方」や「ローンの残債がない」という方には買い先行がおすすめです。
3.売り・買いを同時に進める方法(同日決済)
住み替えには「売り先行」と「買い先行」がありますが、この二つの特徴をバランスよく取り入れ、同時に進める方法もあります。売却と購入の決済を同日に行うことによって双方の良いとこ取りが可能となります。
しかし、同時進行は自宅に残債がない場合はスムーズに進めることができますが、残債が残っている場合、住宅ローンの完済や抵当権の抹消などの問題によって手続きが進められなくなるケースもあるため注意が必要です。
残債もまとめて借りれる住み替えローンとは?
住み替えの際、以前の住宅ローンを払い終わっている方や自宅の売却で一括返済できる方は、改めて新居の住宅ローンを組むことができます。では、自宅を売却してもローンの残債を一括返済できない方はどうしたらよいのでしょうか?
自宅を売却しても残債が出てしまう場合、「住み替えローン」を活用すると新居の購入資金を用意することができます。
「住み替えローン」を利用すると、住宅ローンの残債分と新居の購入費用をまとめて借り入れすることができます。また、住み替えローンを利用することで「自宅売却」と「新居購入」を同日決済できるようになり、住み替えや二重ローンなどの心配がなくなります。
ただし、住み替えローンは借入額が高額になるという特徴から、年収や過去の返済状況などの審査がより厳しくなるので注意が必要です。
宮城・仙台での住み替えを検討の方へ
宮城・仙台で豊富な住み替え実績のあるイーコンセプトでは、お客様の状況に合わせた住み替え方法のご提案や住み替えローンのサポートなど様々なニーズにご対応可能です。また、売却活動と新居探しの両方にご対応できるのでお客様の住み替えをスムーズに進めることが可能です。
住み替えは残債があるかないかで進め方が大きく変わり、手続きなども複雑になるケースが多いため、豊富な実績を持つイーコンセプトにぜひご相談いただければと思います。